428:名無しNIPPER[saga]
2016/10/01(土) 04:40:21.89 ID:0t1AvvZr0
私は今、間違いなく全力の一撃を放った。
スーツの力も合わさって、人の目には見えない様な速さの斬撃を繰り出したはずだ。
だけど、目の前のコイツは手に持った槍を自然な動作で動かし、私の剣を防いでいた。
凛(やるね……)
凛(それなら、これはどう!?)
私の腕の部分は筋肉がもりあがるように膨れ上がり、その力をそのまま振りぬく力に変えて、両手の剣を交差するように振り抜いた。
さっきと同じ、いや、さっきよりも速い斬撃。
だけど、それも槍と刃によって阻まれることとなった。
凛(っ!)
敵の攻撃が繰り出される。
速くない、前のチビに比べるとかなり遅い攻撃。
だけどその槍のなぎ払いを避けることができずに、私は槍の腹の部分で殴り飛ばされた。
凛「うぐっ!」
体勢を整え、反撃。
剣を伸ばして突き刺そうと試みるが、これも槍で弾かれた。
もう片方の剣で袈裟懸けに斬るが、それも刃で弾かれる。
凛「くっ!!」
奴が近づいて今度は刃で攻撃してきた。
これも遅い。剣で防ぐことが出来る。
だが、剣で防いだ瞬間、私のお腹に奴の蹴りが突き刺さった。
スーツ越しに伝わる重い衝撃。体が宙に浮き、横薙ぎの槍によってまた吹き飛ばされる。
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