468:名無しNIPPER[saga]
2016/10/02(日) 00:35:15.59 ID:H8pP8bHq0
すると前方から歩いてくる大男に未央が気づき声を上げる。
未央「しまむー! 見て見て! 何かすごいのいるよ!!」
卯月「えっ? わぁ……大っきな人ですね〜」
ボロボロの学生服から、はち切れんばかりの筋肉が見えている。
老けた顔と着ている服、その巨体、歩くたびに聞える下駄の音。
彼が醸し出す雰囲気もあいまって、彼の周囲は誰も近づくことが出来ない領域が存在していた。
卯月と未央も少し離れて、その男を見続ける。
未央「すっごい筋肉……ありゃ、プロレスラーだね。間違いない」
卯月「いい人そうでしたね〜」
未央「……どう見たらあんな熊みたいなのがいい人に見えるのさ?」
卯月「え? 雰囲気ですかね?」
未央「……さいですか」
卯月と未央の傍を、3人の男女が通り過ぎる。
「師匠、これからどーするんですか?」
「だから映画でもいこーや、キミも行きたいよね?」
「えっ? はぁ……」
「映画っスか……」
1002Res/774.52 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。