474:名無しNIPPER[saga]
2016/10/02(日) 00:41:51.93 ID:H8pP8bHq0
卯月の目に映っていたのは、最後まで笑顔だった未央。
笑顔のまま、頭から血を噴き出して崩れ落ちた未央。
卯月「…………あ」
目を見開いて崩れ落ちた未央を見続ける卯月。
卯月「みお、ちゃん」
未央の体を揺さぶるが反応は無かった。
卯月は見てしまった、頭では理解してしまった。
未央が死んでしまったのだと。
卯月「あ、びょういん、みおちゃんをびょういんに」
何を思ったか、卯月は未央を病院につれて行こうと考えた。
病院に行けば、医者に見てもらえば未央は治ると考えて。
卯月は未央の体を抱る為に、未央を背負って立ち上がる。
それと同時に、卯月の隣を、大きな大男が通り過ぎる。
死体を盾に、銃を乱射する男に近づいていく大男。
卯月の背後で乾いた音が鳴り続ける。
だけど、卯月は振り向くことはなく、未央を背負って覚束ない足取りで歩き始めた。
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