475:名無しNIPPER[saga]
2016/10/02(日) 00:43:01.08 ID:H8pP8bHq0
卯月「みおちゃん。すぐにわたしがつれていきますから」
卯月「ちょっとだけがまんしててください」
ふらふらと卯月は歩き続ける。もう動くことの無い未央を背負って。
卯月は病院を探しながら歩く。
卯月「どこ? びょういん、どこですか?」
バランスを崩しながらも歩き続ける。
その卯月に、声がかけられた。
「だ、大丈夫!? うっ!?」
「おいッ、どーし……ンだ、これ……」
卯月は声に反応して顔を上げる。
そして、聞く。
卯月「あの、びょういん、どこですか? はやくいかないと、みおちゃんが」
「びょ、病院って……もう、その子……」
「マジ、かよ……」
卯月は目の前の二人は病院の場所を知らないのだと思い、また歩く。
「ちょ、ちょっと待って! 君っ!」
パンッ!
「!?」
乾いた音が後ろで聞える。
「痛ッてェ〜〜〜〜……」
「し、師匠、今、もしかして……」
何かが聞えるが、気にせずに歩く。
未央を早く、一刻も早く病院に連れて行かないと、そう考えながら。
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