515:名無しNIPPER[saga]
2016/10/02(日) 13:24:19.59 ID:H8pP8bHq0
私の手には二人が強く握ってくる感触が伝わっている。
少しは顔色が戻っているが、やっぱりまだ無理をしている。
今日は早く家に帰してあげて寝かせよう。
凛「二人とも、私に捕まって」
卯月・未央「え?」
私は二人を抱きかかえて、跳躍の準備をする。
凛「二人の家、教えてもらえる? 送るから」
卯月「えっ? えっと」
未央「わ、私の家は……」
卯月の家のほうが近いみたいだ。
私はしっかりと二人の腰を支え、二人には私の首に腕をまわしてもらう。
凛「じゃあ、飛ぶよ。ちょっとだけ我慢してて」
そのまま踏み込んで私は夜空を舞った。
卯月・未央「き、きゃあああああああああああああああ!?」
二人の叫び声を聞きながら、必死にしがみ付いてくる二人を支えながら、月明かりが照らす夜の街を翔び続けた。
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