52:名無しNIPPER[saga]
2016/09/08(木) 23:39:14.86 ID:eYxaThCG0
「……生きてるよ」
凛「本当に!?」
「……ああ」
生きている。
心臓の鼓動が高鳴るのを感じた。
私は死んでいない。今ここに生きている。
大きく息を吐いて私は生の喜びを感じると共にその場にへたり込んでしまった。
「……ただ」
少年は間を置いて続けた。
「たぶん俺の考えでは……本体……オリジナルは本当に死んでいる」
凛「……は?」
「まァ、これはあくまで俺の考え。確証は無いよ」
凛「……どういう意味?」
「ここにいる人間はファックスから出てきた書類……コピーってやつだと思う」
凛「コピー?」
「……この中には死ぬ寸前に助けられたものがここにやってくるって考えを持ってる奴もいると思うけど、そうじゃないって事、オリジナルはとっくに死んでいて俺たちは全員コピー……ニセモノって奴だ」
凛「……何、それ」
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