599:名無しNIPPER[saga]
2016/10/09(日) 02:46:33.05 ID:Jee26Dtz0
凛「お待たせ。後2匹しかいないからちょっと急ぐよ」
未央「し、しぶりん。も、もういいよ……」
卯月「そ、そうです。もう止めましょう……」
凛「……どうしたの?」
未央「あ、危ないよ。あんなでっかいのと戦うなんてもう止めよ……しぶりん死んじゃうよ……」
凛「大丈夫、アイツ等くらいなら私は負けないから」
卯月「そ、そんな事言っても、もしかしたらってことがあるかもしれないじゃないですか」
凛「絶対に無いから大丈夫」
私が断言すると二人は出そうとしていた言葉を飲み込んだ。
だけど、また卯月から私を引き止めるような言葉が発せられる。
卯月「そ、そうです! みんなでここにいましょう! ここならあの怖い巨人も来れないですから、終わるまでこうやっていれば!」
未央「おお! そうだよしまむー! ナイスアイディアだよ! こうやって空を飛んでいれば危ないことなんて無いし、しぶりんがあんなことしなくてもいいじゃん! 今日も、これからもこうやっていれば……」
凛「それだと、ずっとガンツの部屋から出られないよ……それでもいいの?」
卯月「うぅっ」
未央「そ、それは……」
凛「私を心配してくれるのは嬉しいけど、まずは二人が100点を取ることを考えないと。大丈夫、後9回今のを繰り返せば100点だから。そう思うと簡単でしょ?」
卯月「でも、でも、凛ちゃんが……」
未央「やっぱり、私達はしぶりんが……」
凛「……」
さっきまで怖がっていたはずなのに、こうやって実践が始まったら私のことを心配してくれる二人に心が温まる。
やっぱりこの二人はなんとしても、一日でも早く解放しなければならない。
そのためにも、私は…………。
凛「……あれ、何?」
私は空中から見下ろすある光景を見て今まで考えていた思考が途切れた。
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