6:名無しNIPPER[saga]
2016/09/06(火) 23:28:26.61 ID:s8sVkNev0
少しだけ、ほんの少しだけ、視線がぶつかり合う。
すると男が何かに気付いたような表情をして、一歩踏み出してきた。
明らかに私に向かって。
凛「!!」
それを意識した瞬間、私は反射的に踵を返して逆方向に駆け出す。
またトラブルになりそうだと思ったからだ。
だけどその時、妙な喪失感が、私を襲った。
大切なものが零れ落ちたような、変な感覚。
凛「……気のせい、さっさと帰ろう」
頭を振って変な感覚を追い出す。
私はそのまま帰路に着く。
男は私を追っては来なかった。
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