633:名無しNIPPER[saga]
2016/10/12(水) 02:01:23.90 ID:7XPbvnAh0
坂田「!?」
一瞬だった。
黒い何かは空から回転しながら降ってきて、黒服たちの中心に着地した。
着地した衝撃で小さなクレーターができたが、次の瞬間には黒い何かは飛び上がり少し離れた位置に居る数人の黒服たちに向かって空中を回転しながら飛びかかっていった。
黒い何かが飛び去った後、その場に居た数十人の黒服たちに変化が生じた。
全ての黒服たちの身体に細い線が入る。
その線が徐々に大きくなり、やがてその線から血が溢れ、黒服たちの身体はバラバラになり地面に落ちた。
桜井「なッ!?」
坂田「マジかよ……」
桜井「し、師匠、何があったんスか、これ……」
桜井の位置からは見えていなかったが、坂田は何が落ちてきたのか、落ちてきた何かが何をしていたのか見ていた。
坂田「渋谷って女だ……空から落ちてきて両手に持った刀で奴等を斬って行きやがった……」
桜井「し、渋谷さんスか?」
坂田「ああ……」
離れた位置に居る黒服たちもすでにバラバラになっており、坂田たちは凛の姿を見失っていた。
坂田「桜井、アイツを追うぞ」
桜井「えッ? あ、は、はいッ」
凜がどこに消えたのかは分からなかったが、目印はあった。
坂田たちは、バラバラになった黒服たちの死体の先に向かって走り始める。
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