658:名無しNIPPER[saga]
2016/10/16(日) 02:59:50.95 ID:fUobq94g0
玄野「……俺の話か、このスーツを着て狩りをしている理由ってことでいいんだよな?」
アキラ「ああ」
玄野「……信じるかどうかはワカんねェけど、俺は数ヶ月前に、一度……死んでるんだ……」
アキラ「あァ? 死んでるって……アンタ……」
玄野「知らねェか? 地下鉄でホームレスを助けて消えた高校生」
アキラ「……聞いたことがある」
玄野「その時に俺は電車に轢かれて一度死んだ。だけど、死んだはずの俺は気がついたら変な部屋に何人もの人間と一緒にいたんだ」
アキラ「……」
玄野「それから、その部屋にあるガンツって呼ばれている黒い玉が出す指令に従って星人とか言われている奴等を強制的に狩らされている。その部屋で星人を狩ることで得られる点数を100点集めないとやめることもできない狩りをやらされてるんだ」
アキラ「……狩り、星人?」
玄野「ああ、前に部屋のことを知っていた奴が言うには宇宙人とか言ってたけどさ」
アキラ「……星人、宇宙人か……」
玄野「とにかく、そうやって死んだはずの人間を使って星人を狩らせている黒い玉に俺達は動かされ続けている……俺達も死にたくないし、やらないと解放されないから嫌々狩りを続けている……」
アキラ「死んだはずの人間を連れてくる……あの突然消える現象もそれか……信じられねェな……」
玄野「信じられないのはお互い様だろーが……俺の話はこんなもんだ、はっきり言って自分でも何でこうなってるのかってのがよくわかって無いんだ。説明できるのはこれくらいしかねェ」
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