81:名無しNIPPER[saga]
2016/09/10(土) 16:39:33.99 ID:y4Dz8BTz0
 家に帰ってきて、私は部屋で黒いスーツを身につけている。 
  
 下着も脱がないと着ることができない体のラインが浮き出たスーツ。 
  
 何かのコスプレみたいで最初は恥ずかしかったが、この数日毎日身につけていてもう大分慣れた。 
  
 私はこの数日間、あの部屋から持ち帰ったスーツと銃をずっと調べていた。 
  
 そして、このとんでもない二つの道具の性能をある程度使いこなせるようになっていた。 
  
 凛「これも……潰せた……引きちぎれた」 
  
 私の手の中には潰れて変形して引きちぎられた鉄アレイ。 
  
 粘土をちぎる様に、私は鉄アレイをちぎっていた。 
  
 凛「次……ペットボトルを少し離して置いて……」 
  
 小さく丸い形の銃を空のペットボトルに構える。 
  
 銃の後部についているモニターにペットボトルが透けるように映っている。 
  
 私はまず一つ目のペットボトルに狙いを定めて、二つあるトリガーの上を引く。 
  
 同じように別のペットボトルにも狙いを定め上のトリガーを引いていく。 
  
 5個のペットボトル全部に上のトリガーを引いたら、少し離れて下のトリガーを引く。 
  
 すると。 
  
 ギョーン!! 
  
 凛「……」 
  
 数秒。 
  
 バンッ!! バンッ!! バンッ!! バンッ!! バンッ!! 
  
 全てのペットボトルが爆発するように吹き飛んだ。 
  
 凛「……やっぱり、ロックオンできるんだ」 
  
 凛「ペットボトルは……粉々……」 
  
 スーツと銃の性能に息を呑む。 
  
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