837:名無しNIPPER[saga]
2016/11/05(土) 22:39:03.61 ID:mQyA82Sb0
凛「……それじゃあ、次だけど、あのミッションのターゲットって一体何? あれもその会社が作った生き物なの?」
「あれは本物の宇宙人だ。間違いなく本物の、この地球上ではなく宇宙のどこかから来た生物だ」
凛「宇宙人……やっぱり本物だったんだ……」
「うむ。ミッションが終わった後、宇宙人の巣窟となっていた場所に宇宙船があったという事例も稀にある」
凛「宇宙船……」
「宇宙船に関しては、大抵その国の政府が押収している。日々研究は続けられているが、宇宙人のテクノロジーを解析できたという国はまだ無いな」
凛「…………?」
あれ? 国?
凛「……国って、宇宙人の事を知っているの?」
「先ほども言ったが、賭けの会員には政治家や王族もいる。ブラックボールや宇宙人については各国の上層部には周知の事実となっている」
国は知っている。
その言葉に、前から引っかかっていたことが繋がったような気がした。
凛「……もしかして、ガンツのミッションの後始末、国も協力してるの?」
「何故そう思う?」
凛「だって、ミッションが終わった後に残る痕跡って消えないでしょ? ……それに一般人が宇宙人に殺されてしまったミッションも何回かあった。だけど、ニュースで取り上げられるのは数日だけ、その後は取り上げられることもなくなって、情報自体も殆どなくなってしまうから」
「……ふむ」
今まで流暢に答えていた男の口が止まる。
男は少し考えるように顎に手をやり口を開き始めた。
1002Res/774.52 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。