839:名無しNIPPER[saga]
2016/11/05(土) 22:40:27.47 ID:mQyA82Sb0
凛「……ガンツの制御って、どこまでできるの?」
「制御自体は腕次第と言ったように人によって行える事は変わる。我々が今可能な事はブラックボールによる通信、武器の転送と言ったところか」
その回答につい言葉が出てしまった。
凛「それくらいしか出来ないの?」
もっと色々できると思っていた。
転送や再生も自由に、ミッションを自由にコントロールすることだって可能だと思っていたけどどうやら違ったみたいだ。
それだと制御しているもしていないも変わらないと思っていると、
「……今はそれくらいしか出来ない」
凛「……今?」
私が放った言葉に一瞬だけ目元がピクリと動いた男。
何かを、言わなくてもいい事を言ってしまったような、そんな感じを出した。
今まで会話をしていて始めて男から出た違和感。
「ああ、今はまだその程度しか制御をできていない。今後は全てを掌握し、人間を何度でも再生できるようにして、忌々しい頭の爆弾も取り除き、人の転送をできるようコントロールをする」
今度は違和感を感じない。
言った事をできると確信しているような言い方。
また引っかかる。
凛「……そんな事できるの?」
「可能だ」
断言された。
どうして、そんな事が可能だって言えるのか。
できてもいないことを何故出来ると言えるのか?
凛「何で出来るって断言できるの?」
「……我々には優秀なプログラマーがいる。その男が日々ブラックボールのコントロールを得る為に解析をしている。解析をしている段階で今言った内容を行えるプログラムを見つけているのだ。今はまだ制御し切れていないが、それも時間の問題という事だ」
凛「……そっか」
「他に質問は?」
何かをはぐらかされたような感じがする。
ガンツの制御に何かがありそうだけど、それに対して私は知ることも出来ないから問い詰められない。
次、ガンツの部屋で実際にパソコンを繋げて色々試してみよう。
私に制御をすることが出来るのかどうかは分からないけど、やらないよりはマシだ。
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