912:名無しNIPPER[saga]
2016/11/11(金) 17:57:27.70 ID:FElB3ewW0
飛行バイクを駆る凛は自分が何故すれ違った飛行バイクを追いかけているのかが分からなかった。
凛(……何? 何で私、あの人たちを追いかけているの?)
凛(……未央と卯月と一緒に狩りを楽しむ為に、二人に狩りの楽しみを覚えてもらわないといけないのに……)
二人に狩りの楽しみを知ってもらい、やがて3人で楽しみながら狩りをして、宇宙人を殺しつくす。
それが今の凛にとって、最も訪れてほしい未来。理想の未来だった。
その未来を現実にする為に、他の事は二の次として行動していたはずなのに、
何故か、凛はすれ違った二人を追うために行動をしている。
卯月と未央と同じくらい、すれ違った二人に何かを感じたから。
追って何をするかなど考えてはいない。
ただ、もう一度、あの二人を見てみたいという感情に動かされ凛は動く。
少しすると、空中で静止している飛行バイクが凛の目に入る。
その飛行バイクの横につけ、凛達は別の飛行バイクに乗っている二人を見ると、その二人も凛達をまじまじと見ていた。
凛「あ……」
「……あなた達、何者? 何でアタシ達以外の人間がいるワケ?」
ハードスーツの人間が凛に問いかけてくる。
その声は歳若い少女の声。
ハードスーツの厳つい外見から似合わない声に卯月と未央は少し驚いていた。
未央「え? もしかして、女の子?」
「うん、そうだけど…………」
卯月「び、びっくりしました、てっきり男の人だと思っちゃってて」
「……ま、ハードスーツは顔見えないからね」
ハードスーツの少女はスーツの頭部に装着されているヘルメットの部分を少し弄り、ヘルメットを外してその素顔を見せた。
こちらも茶髪、顔立ちはかなり整っており、誰もが美少女という容姿だ。
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