933:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 19:56:39.22 ID:N9bfIXvc0
だが、その時、男の体に変化が生じる。
首だけがポロリと落ち、その首はどこかに送られたが、男の体は残ったまま。
その男の体から再び首が現れて、男は3人を見ながら今まで舐めたような視線だったが、鋭い視線に変化した。
そして、拘束されているワイヤーを鋭い爪で切り裂き、男は全員と距離を取る。
上空からは再び未央と奈緒が狙いをつけ、地上では左右から男に高速で接近する凛と加蓮。
「チッ……こいつら……ハンター共のボスか……」
男は小さくなった自分の体を見てぼやきながら体を振るわせ始める。
凛と加蓮が男を剣で斬り裂こうとしたその時、男の肉体が爆発し、中から小さな虫が無数に現れる。
加蓮「またぁ!? 気持ち悪いんだけどっ!!」
その虫は大群で凛に襲い掛かり始める。
虫の狙いは、凛の口や鼻、そして耳の穴。
そこから凛の体内に侵入して、内側から凛の体を喰らい尽くすつもりだった。
虫から後退するように距離を取る凛の姿を見て、虫となった男は全力で凛に近づいて。
凛との距離が残り2メートルを切った所で、分裂していた小さな虫全てが押しつぶされた。
凛「……」
凛が起動したのは、右手の大剣。
超重力フィールドを発生させて、自分に群がろうとしている虫全てを押しつぶしたのだった。
押しつぶした後はまた距離を取り、フィールドによって少し窪んだ場所から視線を外さず注視する。
そこには、先ほどよりもさらに身体のサイズが小さくなった男が荒い息をついて再生していた。
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