937:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 20:02:40.39 ID:N9bfIXvc0
少し時間は遡り、玄野達は上空から降ってくる隕石と見まごう程の巨岩を対処すべく動いていた。
玄野「全員逃げろォ!! 潰されるぞッ!!」
その声で今回の新人4人は何かが起きている事に気がつく。
「えッ? 何だ?」
「お、おいッ! 何だよあれ!?」
「うおッ!?」
「う、うわッわああッ!?」
そのまま新人達はその場で固まり動けずにただ自分たちに向かって落ちてくる巨岩を見続けていた。
すでにその場所から離脱していた玄野は、動けずにいる新人達の姿を見て、それと共にもう一人動けずに居る人物を見て目を見開いた。
玄野「風ッ!!」
新人達の傍に風も残っていたのだ。
玄野達は信じられなかった。
恐らくは、自分たちよりも優れた反射神経を持っている風が棒立ちでその場に残っていたから。
いや、棒立ちではなかった。
風の足元に小さい子供が、風の足を必死にしがみ付いて震えている姿を見てしまった。
そう、風は誰よりも速くこの場から離脱しようとしたが、自分の足にしがみ付く子供に気を取られて動けなかった。
子供を引き離して一緒に離脱をしようとしたのだが、スーツの力で抱きついている子供を引き離す事は容易ではなく、そうこうしているうちにすでに逃げることも出来ない状態となっていた。
風は離脱する事を諦めて、迫り来る巨岩を見上げて目を細めた。
「う、わぁぁぁぁ!!」
「た、助けて、助けてくれぇぇぇぇ」
新人達が頭を抱えて蹲ったとき、子供は風に懇願するように叫んでいた。
「きんにくらいだーーー!!」
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