938:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 20:04:05.25 ID:N9bfIXvc0
その子供の声を聞き、風は両腕を上げ、落下してきた巨岩の表面に手を沿え、
全てを押しつぶす、破壊の巨岩を受け止めた。
風「ヌゥゥウウウ……おおおおおォォォおおおァァァァァァァッッッ!!!!」
風の足元が大きく陥没する。
膝が巨岩の重圧に負け、折れ曲がりそうになるが、風は裂帛の気合を込め叫び、巨岩を支えきる。
「なッ、なん……だとッ!?」
どこからか聞える驚愕の声は、風に受け止められた巨岩が発したものだった。
その巨岩は、今回の星人の幹部の一人。
彼は数十トンになる質量の自分の身体を受け止めることなど人間に出来るわけが無いと高をくくっていたがその考えは覆される。
だが、彼の驚愕はそこで終わらなかった。
自分の身体が下から動かされている。
自分を支えている人間が何かをしようとしている。
風「オオオオオオォォォッッッ!!」
その人間、風は受け止めた巨岩を…………ぶん投げた。
投げられた巨岩は数十メートルの弧を描き、衝撃音と共に道路に突き刺さった。
その光景を玄野達は呆然と見ていた。
押しつぶされそうになっていた新人達も同じく呆けた顔で風を見ている。
そして、風の足元の小さな子供は丸い目を極限まで大きく見開いて、その輝く目を風に向けていた。
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