965:名無しNIPPER[saga]
2016/11/13(日) 16:47:56.35 ID:mvxo5hdO0
雨が降りしきる戦場で和泉と吉川はその雨を蒸発させながら襲い掛かる炎を避け続けていた。
避けるたびに周囲は炎で包まれて、二人はどんどん追い詰められていく。
「どうした!! 逃げるばかりかハンター!!」
人型の炎は炎を撒き散らしながらも二人にその腕から蛇のような炎を飛ばし攻撃し続ける。
二人は逃げてばかりではなく、剣で攻撃をしていた。
だが、炎に届く前に剣は蒸発し、剣での攻撃は無駄だという事を思い知らされていた。
そして、炎を先ほどとは違い全て避ける、それも当たった時点でスーツごと蒸発させられる炎だということが分かっているから。
剣を蒸発させる炎にスーツの防御性能は無意味。
二人はそれを理解して、炎の攻撃を回避し続ける。
吉川「ちッ、くッしょォ!!」
和泉「ぐぅッ……」
避け続ける二人だったが、ついにその周囲を炎で囲まれてしまった。
「終わりだ」
二人に向けて、人型の炎から一際大きな炎が打ち込まれる寸前。
ドンッ!! ドンッ!! ドンッ!! ドンッ!!
二人を囲んでいた炎が押しつぶされるように掻き消えて、炎の壁に隙間が生まれた。
吉川「ッ!!」
和泉「ふッ!!」
瞬間、二人はそれぞれ別方向に飛び出し、炎の海から難を逃れた。
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