966:名無しNIPPER[saga]
2016/11/13(日) 16:48:40.54 ID:mvxo5hdO0
吉川とは別方向に飛び出した和泉は体を捻り地面に着地する。
そして、自分の上空に気配を感じ剣を向けながら見上げた。
そこには空中に浮かぶ5人。
卯月が未央と奈緒の手を掴み、未央がZガンを持った凛を掴んで、奈緒も同じようにZガンを持った加蓮を掴んで空中に浮かんでいた。
未央と奈緒は二人の手を放し、和泉の横に凛と加蓮が降り立った。
凛「大丈夫?」
加蓮「平気……みたいだね」
和泉「…………」
すぐさま和泉は奥歯を噛み締めながら立ち上がった。
自分が助けられてしまったのだと知って、しかもそれを成したのは凛と自分の知らない謎の女。
謎の女は明らかに100点を数回クリアしている人間であることが一目で分かった。
屈辱感が和泉を襲う。凛に助けられただけではなく、また自分よりも上かもしれない人間……それも恐らくは年下の女に助けられたのだ。
和泉は凛達に視線を向けることも無く駆けはじめた。
あの炎人間に向かって、今度こそ自分の手で葬って見せると決意し駆ける。
凛「ちょ……」
加蓮「何、あの人……」
何も言わずに恐ろしく不機嫌な顔で自分たちの前から立ち去った和泉に二人とも疑問を浮かべるが、すぐさま思考を切り替える。
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