17: ◆/5mzbmBbN2[saga]
2016/09/07(水) 15:55:34.22 ID:iS3Fv1BX0
七海(結局、日向君が私の事をどう思っているのか……罪木さんの事をどう思っているのか)
七海(装置を使って確かめる事はなかった。確かめたくなかった)
七海(確かめるのが……すごく怖かった。なんでなんだろう)
七海(普段こんな気持ちになる事なんてなかったのに……私、どうしちゃったんだろう)
ウサミ「お悩みでちゅか、千秋ちゃん?」
七海「ウサミちゃん?」
ウサミ「分かっていまちゅよ、千秋ちゃんが悩んでいる事位は。あちし、教師でちゅから。さぁ、話してみてくだちゃい。話す事で楽になれる事だってあるんでちゅよ」
七海「ウサミちゃん……」
私は、ウサミ先生に日向君と罪木さんの事について話した。
2人が仲良くしている所を見ると寂しい気持ちになって、嫌な感じになる事。
日向君が私と罪木さんの事をどう思っているのか確かめるのが怖いと思った事。
全部全部、ウサミ先生に話した。
ウサミ「わかりまちた……そうでちゅね、千秋ちゃんは日向くんに恋をしているんでちゅよ」
七海「恋?」
ウサミ「千秋ちゃんは、日向くんと一緒にいて楽しいでちゅか?」
七海「うん、日向君と一緒にいると楽しくて、落ち着いて、安心するよ」
ウサミ「日向くんと、ずっとずっと一緒にいたいと思いまちゅか?」
七海「うん……叶わないってわかってるけど、できる事ならずっとずっと、何時までも一緒にいたいと思う」
ウサミ「それが恋なんでちゅ。千秋ちゃんは、日向くんの事が好きなんでちゅよ。らーぶらーぶでちゅ」
七海「そっかぁ……これが、好きっていう感情なのかな」
七海「罪木さんも……日向君の事、好きなんだね」
ウサミ「千秋ちゃん」ポンッ
七海「?」
ウサミ「思いに気づいたなら、それを隠しても辛いだけでちゅ」
ウサミ「千秋ちゃんが日向くんの事を好きなら、その気持ちに嘘をつく必要なんてないんでちゅ」
ウサミ「だから、千秋ちゃんも……まっすぐ、思いをぶつけていいんでちゅよ」
七海「……………………うん」
ウサミ「うふふ、大事なのはらーぶらーぶ、でちゅよ」
七海「ありがとう、ウサミちゃん。気持ちがすっきりした気がする」
ウサミ「あちしは応援してまちゅよ、千秋ちゃん!」
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