過去ログ - 緒方智絵里「お茶とお菓子と妖精さんと」
1- 20
13: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/09/07(水) 19:28:39.38 ID:9SBqwW9h0

 そんな彼女の動きに合わせて、頭の横で二つにくくった彼女の髪が、
 ひょこひょこと跳ねるように小さく上下する。

 その動きが微笑ましいやら面白いやら、

「あ、あの、お待たせしました……」

 前述したように蒸し風呂のような部屋の中、
 俺の仕事机から給湯室までの往復で、智絵里の額にはうっすらと汗が浮かび、
 彼女の綺麗に揃えられた前髪は、ぺしゃりと額に張り付いていた。


 息も上がっているのか、呼吸に合わせて大きく上へ下へと揺れる小さな肩。

 俺も自分のことながら、心底意地が悪いなとは思ったが、
 そんな献身的な彼女の態度に、ついつい悪戯心が刺激されてしまう。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
35Res/16.78 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice