過去ログ - 緒方智絵里「お茶とお菓子と妖精さんと」
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◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/09/07(水) 19:28:39.38 ID:9SBqwW9h0
そんな彼女の動きに合わせて、頭の横で二つにくくった彼女の髪が、
ひょこひょこと跳ねるように小さく上下する。
その動きが微笑ましいやら面白いやら、
「あ、あの、お待たせしました……」
前述したように蒸し風呂のような部屋の中、
俺の仕事机から給湯室までの往復で、智絵里の額にはうっすらと汗が浮かび、
彼女の綺麗に揃えられた前髪は、ぺしゃりと額に張り付いていた。
息も上がっているのか、呼吸に合わせて大きく上へ下へと揺れる小さな肩。
俺も自分のことながら、心底意地が悪いなとは思ったが、
そんな献身的な彼女の態度に、ついつい悪戯心が刺激されてしまう。
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