過去ログ - 緒方智絵里「お茶とお菓子と妖精さんと」
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◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/09/07(水) 19:31:22.82 ID:9SBqwW9h0
白々しい俺の質問に、一瞬視線を泳がせた彼女が、
消え入りそうな声でぽそりと答えた。
「……お、お腹が……お腹が、痛くなっちゃいますよ!」
「なら、今度は少しぬるめにでもしてもらおうか。
なに、ポットのお湯で薄めたのでいいからさ」
「で、でも、でも……うぅ」
わざとらしいほどの笑顔でお願いする俺に向けて、
困ったよな、泣きそうなような、それでいて、少しばかり怒ってもいるような。
そんな複雑な顔を見せてから、彼女はまたまた給湯室へ。
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