過去ログ - 緒方智絵里「お茶とお菓子と妖精さんと」
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◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/09/07(水) 19:21:06.43 ID:9SBqwW9h0
そうしてもじもじと「気づいてもらえた……良かった」なんて、
伏し目がちでこちらの質問に答える彼女の姿は、
そのフリルがついた可愛らしい服装も相まって、
俺にある空想上の生き物の姿を連想させる。
「あ、あの、それで私、プロデューサーさんはこんな暑い部屋の中、
遅くまでお仕事してて大変だなぁ……って、思ったので」
それから彼女は恥ずかしそうに顔を赤らめると、
両手で持っていた小さなお盆を、ちまっとした動作で持ち上げこちらに差し出した。
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