過去ログ - 【ガルパン】マタニティ・ウォー!
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2:KASA[sage]
2016/09/07(水) 20:46:32.32 ID:Nh7XoKz0O
みほ「はぁ、そうなんですか」
杏「でもFAXが届くと同時に連盟から電話もかかってきてね。もう理事長のうろたえっぷりったら! 笑っちゃったよ」
みほ「はぁ」
杏「ま、おかげで、本当のことなんだなって認めるしかなくなっちゃったんだけどね。……ほんと、今でも冗談みたい」
みほ「……?」
桃「会長、お待たせしました。こちらです」
杏「うい、あんがと。ま、西住ちゃんも読んでもらえばわかると思うよ」
みほ「はぁ」
杏「……ただし」
みほ「はい?」
杏「今これから知ることは、まだ他の誰にも話さないでほしい」
みほ「え……」
杏「かーしま、このFAX最初にうちに来たのはいつだったっけ」
桃「四日前、ですね」
杏「そっか、四日も前か。西住ちゃん。私、皆にどう話したらいいのかって、すっごく悩んだ」
みほ「会長が」
杏「だけど、とにかくまずは西住ちゃんにって。そう思って、今日は西住ちゃんに来てもらったの」
みほ「は、はぁ」
杏「これを読んだら、西住ちゃんもすっごくショックを受けると思う。だから、覚悟をして読んでほしい。……ごめんね、脅かすような感じで」
柚子「西住さん。冷たい、お茶、持ってきたよ。……ここ、おいておくね」
みほ「あ、はい、ありがとうございます」
みほ(……皆の顔、なんだかすごくこわばってる感じがする……いったいなんなの? 会長の持ってるFAXに、いったい何が書いてあるの?)
杏「じゃあ、西住ちゃん、このFAXを渡すね」
みほ「あ、はい」
杏「時間をかけて、ゆっくり読んでくれたらいいからね。授業時間のことも気にしなくていい。私たちのことも、気にしなくていいから」
柚子「気がすむまで、読んでね」
桃「私たちも、お前が落ち着くまで黙っているから」
みほ「は、はい……」
みほ(うう、なんだか、どきどきしてきちゃった)
みほ(えっと、『戦車道関係者各位』、『緊急通達』……)
みほ「……え……?」
みほ「……『戦車道履修者における無性生殖的妊娠の可能性について指摘。および調査経過報告』……」
みほ(……な、なにこれ……!?)
桃「……」
柚子「……」
杏「……ほんと、これが冗談じゃないっていうのが、何よりの冗談だよ……」
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