過去ログ - 【ガルパン】マタニティ・ウォー!
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4:KASA[sage]
2016/09/07(水) 20:48:24.70 ID:Nh7XoKz0O
杏「まぁ西住ちゃんの言う通りだよ。何もかもが、あまりにも非科学的だよねぇ。実際アメリカの方でも、いまだ完全には意見が統一されてないんだってさ」
みほ「じゃあやっぱり……何かの間違いなんじゃないんですか」
杏「普通に考えたらそうだよね。でもね、認めるしかないんだよ、目の前につきつけられた現実をね。それから目を背けちゃったら、それこそ非科学的なんじゃないかな」
桃「米国は宇宙人による誘拐の可能性も真剣に検討しているそうです。まぁ、事象があまりにぶっ飛んでいるのだから、推論も突飛にならざるを得ないのかもしれませんが」
みほ「う、うちゅーじん」
みほ(だめ、もう、頭がついていかない……お姉ちゃん……お母さん……あ!?)
みほ「あ、あの! 私のお母さんは!? これが本当の事なら、お母さんは戦車道の家元だから当然この事を知っていますよね!?」
杏「もちろん。っていうか……伝言を預かってるんだ。4日前、西住ちゃんのお母さんともしゃべったよ」
みほ「伝言……!?」
杏「この事を知ったら、とりあえず家に電話をしてほしいって」
みほ「電話、ですか」
杏「本音を言えば、今すぐ家に帰ってきてほしい、って感じだったけどね」
みほ「え……」
柚子「きっと、心配してるんだよ。こんな異常事態なんだもん」
みほ「お母さんが私のことを」
みほ(ああ……ってことは、これって、本当に本当のことなんだ……あはは、お母さんが心配してくれて嬉しいって思うよりも、そよりも、なんか、……ぼーぜんとしちゃう……)
桃「まぁこんな事になってしまったんだ。西住も、親元に帰りたいと思う気持があるだろう。だけどその前に一つ、私達に力を貸してほしい」
みほ「え?」
杏「私達はこれから少しづつ、戦車道を履修している皆に自体の告知を行おうと思う」
みほ「会長が、ですか。……だけど、こういう事でしたら、連盟の方達に説明してもらったほうがいいんじゃないでしょうか……」
柚子「うん。実際にそうしている学校もあるみたい。だけどうちは……」
杏「私の口から、皆に伝えたいんだ。私はこれを、人任せにしたくない。皆私の大事な、チームメイトなんだ」
桃「それに、そういったトップダウン的なやり方は、我が生徒会の前々からのやり方だ。それを踏襲すれば、わずかにでも皆の動揺を抑えられるかもしれない」
柚子「一番心配なのは、一年生の子達だよね」
桃「その通り。私達だってまだ動揺してるんだ。15歳の女の子が、簡単にこんなめちゃくちゃな現実を受け止められるはずがない」
杏「そこでだ、あんこうチームにはうさぎさんチームの動揺を受け止めてあげてほしい。だからまずは西住ちゃんからあんこうチームの皆に、こっそり伝えてほしいんだ」
みほ「私の口から、皆に……」
杏「無理っぽいなら、後日私の口から伝えるよ。だけど西住ちゃんにはその時までには心を落ち着けて、皆の動揺を助けてあげてほしい」
桃「パニックを防ぐためには、段階を踏んで情報を公表していくべきだと思う。情報統制を厳として、な」
みほ「……そう、ですね……そうかもしれません……」
みほ(三人とも、なんて立派なんだろう……)
みほ「……正直今でも頭が混乱してます。だけど……生徒会の皆さんがしっかりしてるところを見ると、ちょっぴり安心するっていうか、私もしっかりしなきゃって……思えます」
杏「ま、上がアタフタしてたら、まとまるものもまとまらないからね。私達だって、本当は強がってるだけなんだけどね、にひひ」
桃「強がってみせるのも、上の者の役目ですから」
柚子「ふふ、桃ちゃんがいうと、なんだか可笑しいね」
桃「うるさいっ」
みほ「そうですよね、私も隊長なんだから、しっかりしなきゃ。そ、それに、戦車道をやっているから必ず妊娠するって、決まったわけじゃないんですよね!」
桃「ん……まぁ、な」
柚子「そう、なんだけどね……」
杏「……」
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