17:名無しNIPPER[saga sage]
2016/09/07(水) 23:22:29.04 ID:4GoJhFxk0
言葉を発していたPさんの唇を塞いでいるのは、今までPさんに見せていたのとは全く別物の佐久間まゆ。
数秒の硬直の後、ゆっくりと唇を離していく。
レッスンで鍛えているとはいえ、精一杯の背伸びを維持した足は乳酸がたまるため、発生するのは痛みと倦怠感。
だからまゆは、Pさんにしな垂れかかりました。
「私では、貴方の一番にはなれないんですか……?」
甘い余韻の残るゆったりとした口づけ。スタッフさんとの打ち合わせ前にPさんが噛んでいたミントの爽快感も消え失せるほどの重く、甘酸っぱい感覚。
いつまでも味わっていたくなるような、そんな感覚。
それは、まゆがずっと望んでいたものの一部。それを手に入れたと考えると、喜びに打ち震えたくなる。
けれど、まゆを待っていたのはそんな楽しく生易しい世界ではなく。
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