3:名無しNIPPER[saga]
2016/09/07(水) 23:07:29.77 ID:4GoJhFxk0
  
 一か月前 
  
  
  
  まゆがアイドルになって一か月ほどたった頃。 
  事務所では、いつものように仕事をするPさんにアイドルたちが群がっていました。 
  
  
  
 「プロデューサーさん、これ……クローバーで栞を作ったので……よろしければ……」 
  
 「プロデューサー! ××の新作ドーナツ一緒に食べようよっ」 
  
 「そんなことよりプロデューサーさん! テストで学年一位をとったカワイイボクを褒める権利を差し上げましょう!」 
  
  
 「おぉ、ありがとう智絵理」 
  
 「んー、これはなかなかイケるんじゃないか? いつもながらいいチョイスだな、法子」 
  
 「流石だな幸子! ご褒美と言っては何だが明日からアマゾンでロケが入ってるぞ!」 
  
  
  
  楽しく談笑する光景は、まるで家族のようです。でもまゆはその中に混ざることはありません。 
  何故なら、それがPさんのお仕事の邪魔になるとまゆにはわかっているから。 
  実際、あの子たちと笑顔で話すPさんの手は止まっています。 
  あの調子では、買い出しから帰ってきたちひろさんに怒られてしまうでしょう。 
  
  やっぱり真の意味でPさんの事を考えているのは、まゆだけなんです。 
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