15: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/09/07(水) 23:43:38.89 ID:9kTsnx9qo
まゆ「さぁ……構えてくださいねぇ……」シュッシュッ
幸子「ひいぃ! これじゃさっきと同じ流れじゃないですか!」
幸子「ボクは痛いのキライなんですって! 辛いのも苦しいのも縁遠い温室のカワイイお嬢様で居たいんですよ!」
まゆ「えぇ……でも、なんかそうやってムキになって否定すると、かえってMっぽくないですか?」
幸子「どうしろって言うんですか……」
幸子「あんなに痛いのもう一度食らったら、ボクもう立ち上がれませんよぉ……」
まゆ「はっ……! それはそういう遠回しなフリですか! そうなんですね!?」
幸子「だからボクはリアクション芸人でもありませんって!」
まゆ「……こんなに頼んでもダメですか?」
幸子「逆に聞きますけど……何がそんなにイイんですか?」
まゆ「幸子ちゃんのカワイイ顔が苦痛に歪んでって、耐えて、耐えて、耐えて、耐えられなくて、涙がポロって出て、肩がガクって震えて、弱々しくすがるような瞳でまゆを見て、もう抱きしめてあげたいくらいカワイイの。でも殴ったのもまゆで、見つめられた瞬間に罪悪感と高揚感が一気に高まって頭ん中一気に真っ白になっちゃって何も考えられなくて、ドクンドクンってばかみたいなまゆと幸子ちゃんの心臓の音だけ聞こえるの」
幸子「…………」ドンビキ
まゆ「幸子ちゃん? なんでそんなに離れてるんですか?」
幸子「いや、予想以上に、まゆさんの考えてることが、その……レベル違いなアレだったので……今更身の危険を」
まゆ「あと。こんなことしても側にいてくれるなんてまゆは愛されてるなぁ、とか思えるのも大きな理由です」
幸子「…………」
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