過去ログ - 西住みほ「三国志です!」2
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1: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/08(木) 00:32:05.38 ID:GPrN279J0
時は漢の建安5年。

中原を制した乱世の姦雄、地吹雪のカチューシャの野望を阻むために戦う義の将、角谷杏。彼女に仕官した『臥龍』西住みほは、初陣で四倍の敵を破る大勝利を収め、諸将からの信頼を勝ち取ったのでした。

『ぞろぞろ作戦です!』


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2: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/08(木) 00:33:44.05 ID:GPrN279J0
――カチューシャ軍本拠地・許昌――

ワー! ワー! カチューシャ、ウラー!

ノンナ「さすがに、20万の大軍ともなると壮観ですね」
以下略



3: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/08(木) 00:34:35.11 ID:GPrN279J0
――大洗軍駐屯地・新野城――

桃「……その情報に、間違いはないのか」

みほ「はい。……確かな情報です」
以下略



4: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/08(木) 00:35:11.54 ID:GPrN279J0
みほ「…………」

杏「さて、西住ちゃん。話っていったい何さ?」

みほ「……会長、荊州はおそらく降伏してしまいます」
以下略



5: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/08(木) 00:36:05.31 ID:GPrN279J0
〜数日後〜

――大洗軍・本陣――

みほ「敵の先鋒は、西さんです」
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6: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/08(木) 00:36:47.76 ID:GPrN279J0
桃「待て。ここでこの城を焼いてしまったら、カチューシャ軍の後続はどう対処するんだ?城がなくては到底戦えないぞ」

みほ「ええ。……ですので、先鋒を追い払って時間を稼いだ後、この城を捨てて南下、江陵へと撤退します」

柚子「なるほど、江陵なら食料や武器の貯えもありますし、カチューシャ軍を迎え撃つことができるかもしれませんね!」
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7: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/08(木) 00:37:21.97 ID:GPrN279J0
――カチューシャ軍先鋒・本陣――

絹代「なに!?敵の城ががら空きだと!?」

福田「はい!そのとおりです!」
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8: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/08(木) 00:38:09.24 ID:GPrN279J0
杏「ありゃー、やっぱ突撃かぁ」

みほ「……はい」

杏「どったの西住ちゃん。策がうまくいってるっていうのに、暗い顔しちゃって」
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9: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/08(木) 00:38:49.20 ID:GPrN279J0
メラメラッ

絹代「ああっ!?やっぱり罠だったのか!?」

玉田「城に誘い込まれ、火攻めにあってしまった!」
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10: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/08(木) 00:39:47.80 ID:GPrN279J0
優花里(よし、敵は作戦通りこっちの方に逃げてきました……あとは、ちょうど川に差し掛かった頃を見計らって……)

優花里「今です、堤を破ってください!」

ドドドドド……
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11: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/08(木) 00:40:31.01 ID:GPrN279J0
桃「西住、我々の準備は完了した。いつでも出発できるぞ」

優花里「周囲に敵影なし、であります」

みほ「二人とも、ありがとうございます。それでは、江陵に向かって……」
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12: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/08(木) 00:41:34.41 ID:GPrN279J0
みほ「領民の皆さんは置いていきましょう」

杏「……駄目だよ西住ちゃん。連れてくしかない」

みほ「そんな!足の遅い子供や女の人を連れて、カチューシャ軍から逃げ切ることはできません」
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13: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/08(木) 00:42:12.34 ID:GPrN279J0
沙織「みんな、気を付けて進んで!」

華「ご老人や体の悪い方は、周囲の人が手助けをしていただくようお願いいたします」

ガヤガヤ ガヤガヤ
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14: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/08(木) 00:43:23.85 ID:GPrN279J0
――カチューシャ軍・本陣――

カチューシャ「ええっ!先鋒が撃破されたの!?」

ノンナ「はい。またしても敵の軍師にしてやられたようです。おそらく、予定の進行速度に、数日の遅れが生じるかと」
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15: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/08(木) 00:44:08.59 ID:GPrN279J0
みほ(あれから数日、私たちは全力で南へと進みました)

みほ(しかし、領民の皆さんの後ろを進む私たちの歩みは遅く、対してカチューシャ軍は全力で追撃をかけてきました)

みほ(そしてついにここ、長坂で追いつかれてしまったのです)
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16: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/08(木) 00:45:38.10 ID:GPrN279J0
ダージリン「ごきげんよう、大洗軍の皆さん。……降伏してくださいません?」

みほ「聖グロリアーナ軍……」

桃「ふざけるな!誰が降伏なんてするか!」
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17: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/08(木) 00:46:33.48 ID:GPrN279J0
――大洗軍・本陣――

桃「降伏など、絶対にありえん!」

沙織「でも、このまま戦えば領民のみんなにも被害が……」
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18: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/08(木) 00:47:44.26 ID:GPrN279J0
杏「西住ちゃん?」

みほ「江陵も襄陽も、もうカチューシャ軍の手に落ちました。ですが、丸山さんのいる江夏は、まだ無事だと思います。進路を変更して、江夏へと向かうことにしましょう」

優花里「おお!確かに江夏なら、まだルート変更は間に合いますね!」
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19: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/08(木) 00:48:34.32 ID:GPrN279J0
――聖グロリアーナ軍・本陣――

ダージリン「戦争と恋愛では手段を選ばないの、私たちは」

オレンジペコ「……でも、本当にいいんでしょうか」
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20: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/08(木) 00:49:21.54 ID:GPrN279J0
みほ(うかつだった……ダージリンさんがこういう手に出ることを想定していなかった私のミスだ……)

桃「ええい!敵がかなり浸透してきているぞ!」

優花里「西住殿!ここは私が防ぎます!早くお逃げください!」
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21: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/08(木) 00:50:40.31 ID:GPrN279J0
優花里「西住殿ぉ!どこでありますかぁ!」

優花里(聖グロリアーナ軍の奇襲から数時間が立ち、私は数騎の騎兵と一緒に、西住殿を探して戦場を駆け回っていました)

優花里「西住殿ぉ!」
以下略



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