過去ログ - 理樹「もう席替えの時期か」
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17:名無しNIPPER[saga]
2016/09/10(土) 08:05:45.34 ID:DbLlumHl0
謙吾(西園が、泣いたクドに寄り添う理樹の席に近付いた。理樹はもちろん気付いていない)

美魚「ふふふ………」

謙吾(するとポケットからおもむろにボールペンを取り出して理樹の紙に手を伸ばした。……ハッ!まさか!)

サササッ

謙吾「や、やられた!!」

謙吾(奴は……西園は、理樹の5番を”2”5番に書き換えた!)

美魚「……あっ、25番の斉藤さんですね。よろしければそれを5番という事にしてくれませんか?」

斉藤「えっ、別にいいけど……」

美魚「では新たな紙はこちらにあるので書き換えておいて下さい。お礼の100円です」

斉藤「えっ、マジ!?ヒャッホー!ラッキー!」

美魚「このことはくれぐれも……」

斉藤「うん!分かった!」

謙吾(しまった!自分達のクジでズルすることだけを考えすぎていた!まさか理樹の紙でイカサマをするとは!)

美魚「能美さん」

クド「……はいっ……」

謙吾(その後、止める暇もなく無事に全てを終わらせた西園が能美にアイサインを送った)

理樹「クド……」

クド「あはは……ごめんなさいですリキ。ただ目にホコリが入ってしまったようで……」

理樹「そ、そう?」

謙吾「クッ……」

謙吾(完全に上を行かれた。泣き落としで理樹を誘き寄せ、隣の席に映るだけでなく俺を完全に遠ざけるとは!まさに『泣きの西園』……!)

美魚「宮沢さン……背中が煤けてますよ……」


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