18:名無しNIPPER
2016/09/09(金) 21:12:24.87 ID:mHQTk8ix0
「わ、私、言ったよね…Pさんの周りには怖いものは見えない、暖かい光が見えるって…」
「そう言えばそうだな…小梅の見立ては当たってってことか」
「私の渡したおまもりが効かなかったのも、たぶんそのせいね…Pには水難じゃなく火難の相が出てたってことになるし」
「なるほど…じゃあ夢占いはどうなる?苦しむ夢って凶兆なんだよな?」
「それはアレよ!最悪の事態にはならなかったけど、Pのアパートが焼けちゃったわけだし…やっぱり凶兆だったんだわ!」
「あー…それも言われてみれば納得できるな…」
正直、安心すればいいのか落ち込めばいいのか自分でもわからなかった。
一命を取り留めたし、一応アパートの火災保険にも入ってはいるが…
それでもこれから何かと不便はあるだろう。
その辺りの感情は小梅や朋も同じようで、俺が助かったことを喜べばいいのか、火事に同情すべきか迷っている様子だった。
とは言え、こうして二人と普通に話すことができる以上、俺はやはり幸運だったのだろう。
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