20:名無しNIPPER
2016/09/09(金) 21:15:06.42 ID:mHQTk8ix0
「朋…?何を思いついたんだ?」
「メタファーよ。占いとかでもよくあるんだけど…」
「メタファーって…比喩のことだよな?どういうことだ?」
「『母なる海』って表現があるように、海や湖は女性、それもお母さんを連想させるものなの。ほら、泉の精とかも女の人として描かれることが多いでしょ?」
「確かに…少女というよりは、成人した女の人のイメージだな…」
「つまり…Pさんのお母さんが溜め池を通して守ってくれたってことかな…?」
「そう、それなら色々としっくりくるわ!」
確かに朋の主張は正しいように思えてきた。
最初に俺を夢で襲ったゼリー状の水がなぜ透明だったか。
不吉なものなら泥のように濁っているか、あるいは真っ黒なゼリーでも良かったはずだ。
透明な水に包まれる…
母親のお腹の中にいた頃の記憶か。
いや、でもそうなると…
「じゃあ何で俺はあんなに夢とか溜め池に怯えてたんだろ…」
「うーん…その辺りはPのお母さんの性格がわからない以上何とも言えないわね」
「Pさんのお母さん…どんな人だったの…?」
「ん…とにかく厳しい人だったよ。悪さしたら引っ叩かれるし、正直割と怖かったな」
「あー…」
小梅は妙に納得したようだった。
横で朋もうんうんと頷いている。
実際、生前の母なら危ないところから俺を引き離すために強引な手段も使っただろう。
例えば、寝不足を利用して無理矢理アパートから引き離したりとか…
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