過去ログ - 二宮飛鳥「星が瞬くこんな夜は…ってね」
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2:名無しNIPPER
2016/09/10(土) 19:48:27.75 ID:aZzeMSQR0
P「当たり前だ、全く何を言い出すかと思ったら……」

飛鳥「まあまあボクの訴えも聞いてくれ」

P「手短にな」

飛鳥「ダイビングの撮影ということは泳ぐ画も少なからずあるわけだろう?」

P「絶対少なくないけどあるだろうな」

飛鳥「そこでもし、もしも誰かが……主にボクが溺れてしまうような事態になったらまずいと思わないかい?」

P「まあそりゃあまずいけど近くにプロのダイバーが常に待機しててくれるって言うし、スタッフ陣だって船の上でしっかり待機してるから大事にはならないと思うけどなぁ」

飛鳥「む…つまりあくまでキミは安全に撮影できると言いたいわけかい?」

P「一応はそうなるな」

飛鳥「まあ確かにキミの言ってる事は正しいだろう、それはボクもそう思っている。でも人間というものはどうにも不便な生き物でね、一度それを感じるとずっと頭をその負の感情が付きまとってしまうのさ。ゆえにボクはこの撮影に不安を覚えていて、それが撮影の足を引っ張ってしまうんじゃないかと邪推しているのさ」

P「う〜ん、まあ気持ちはわからなくもないな……」

飛鳥「そうだろう?キミなら理解ってくれると思っていたよ。だから撮影の不穏分子になり得る可能性を持つボクは果たして必要なのかな…とね」

P「でもそこは周りを信じてもらうしかないとしか言いようがない」

飛鳥「ああ、それはボクも理解してるつもりさ。しかし……いや、これ以上はいたちごっこだね」

P「…分かったこうしよう飛鳥」

飛鳥「ん?」

P「もし、もしもお前が溺れるようなことがあったら俺が全力で助ける。これでいいか?」

飛鳥「……フフ、あはははは!中々面白いことを言うね、キミらしくない」

P「そんなに笑うことないだろ……」

飛鳥「いや、でも…うん、キミの気持ちは嬉しいよ。――それにもしかしたらボクはキミにそれを言って欲しかったのかも知れない」

P「ん?なんだって?」

飛鳥「いいやなんでもないさ、独り言というやつだよ。さて、今のキミの恥ずかしい一言の衝撃が大きすぎてボクの不安はどこか虚空へと消えてしまったようだ」

P「そうかいそりゃあ何よりだ、『恥ずかしい一言』ってのが余計だけどな」

飛鳥「フフ、じゃあボクは急いで準備に入るとするよ。少々時間を使いすぎてしまったようだしね」

P「ああ、頼んだぞ」


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