過去ログ - 裕子「特別なことができるなら」
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4: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2016/09/10(土) 21:18:45.97 ID:jzgcTAa+0

裕子P「ここはちひろさんが懇意にしている病院よ。ユッコはアイドルだから下手に普通の病院に入院させたら騒ぎになるからって」

裕子「入院!? じゃあやっぱり私、プロデューサーを助けた後鉄骨に……!」

薄々予想ができていた事態に深刻そうな顔をする裕子であったが、対するプロデューサーは少しだけ呆れたような
口調で事実を述べた。

裕子P「いいえ、突き飛ばした勢いが強かったから、裕子も鉄骨に当たることはなかったの」

裕子「あれ? じゃあどうして……」

裕子P「でもそのあと鉄骨と一緒に落ちてきてたワイヤーに脚を引っ掛けて、転んで地面に頭を打ったのよ」

裕子「えー……」

あまりにも情けなさすぎる話にあんぐりと口を開ける裕子であったが、そういえば鉄骨の下敷きになったのならこんな
綺麗な身体のままではないはずだよなぁと納得する。

裕子「なんていうかそれは……お恥ずかしいことを……」

裕子P「……でも、頭を打って意識を失ってから2日経っても目を覚まさないものだから、本当に心配したのよ?」

裕子「え!? 私そんなに眠ってたんですか!?」

裕子P「ええ。検査したお医者様から気になるデータがあるとも言われたから、このまま目を開けてくれないんじゃないかって……」

裕子「プロデューサー……」

ここで裕子は、自分のプロデューサーのスーツがよれよれであり、さらに髪はぼさぼさで寝不足気味な顔であることにも
気付く。先程から声が微妙に震えていることもあって、きっと自分のことをずっと心配してくれていたのだろうと
理解した裕子は、彼女を元気づけるためにいつものことをすることに決めた。

裕子「心配かけてごめんなさいプロデューサー! でももう大丈夫! ほら、あなたのエスパーユッコはこんなに元気です!!」

裕子P「うん……」

裕子「そしてそれをもっと分かってもらうために、ここで一つスプーン曲げをしてみようと思うのですが!」



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