40: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2016/09/10(土) 22:34:45.75 ID:jzgcTAa+0
裕子「そうなんだ……結局、四ヶ月の間にやってたことは全部忘れられちゃったんですね……」
裕子P「あ、で、でも私が覚えてるから……!」
元気がなくなったように見えた裕子を慌てて慰めるプロデューサーであったが、顔を俯けていた裕子は、次の瞬間
嬉しそうにプロデューサーへと視線を向けてきた。
裕子「良かったです!」
裕子P「え?」
裕子「これで良かったんです! あんな力で有名になっても、きっといつか、嫌な終わり方をしていたと思うんです」
一瞬、プロデューサーのことを吹き飛ばしてしまった時のことを思い出し、それから裕子は頭を振って、明るく宣言する。
裕子「だから、これで良いんです! それに、記録も記憶もないなら、ここからエスパーユッコはまた出発ですよプロデューサー!」
心の底からそう思っているのだろう。拳を突き出しながら紡がれた、まるで悩みを感じさせない言葉にプロデューサーは
少し吹き出しながらも、裕子の拳に合わせるように自分の拳もまた突き出していく。
裕子P「ふふっ、ホント……言われなくても、また一緒に頑張っていこう。ユッコ、よろしくね」
裕子「はい! 2人でトップの座までテレポーテーションしちゃいましょう!」
そして2人は互いに拳をコツンとぶつけ合うのであった。
〈終〉
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