7: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2016/09/10(土) 21:24:00.60 ID:jzgcTAa+0
ちひろ「――まぁ、言いつけを守らなかったのはこの際不問としましょう。一度なら誰だって間違えますよ」
裕子「うぅ……」
吹き飛んだ入り口を指を鳴らすことで修復した千川ちひろは、小動物のように怯える堀裕子に微笑みながら
彼女の額に触れる。
ちひろ「……ああ、今のでまた……」
裕子「あ、あのちひろさん……わ、私……」
ちひろ「大丈夫、わかっていますよ。それよりユッコちゃんは、どうして自分があんなことを出来たのか知りたいのでは?」
すでに吹き飛んでいた事実などなかったかのように修復された扉を指差しながら問いかけたちひろに対して、
裕子はぶんぶんと首を縦に振った。
裕子P「……ユッコにエスパー的なことをさせないようにしたのはこのためなんですか」
そして裕子が引き起こした出来事が未だ信じられないプロデューサーも、ちひろに詰め寄って説明を求める。
ちひろ「その通りです。さて、どこから説明したものか……とりあえず、お任せしても?」
少しだけ悩む素振りを見せた後、隣にいた初老の医者に説明を促すちひろ。医者はその言葉に頷くと
すこしばかり興奮した様子で語りだした。
医者「では説明する前に、まずは裕子さんとそのプロデューサーさんは、人間の脳についてどれくらいご存知ですかな?」
裕子「……はい?」
裕子P「……」
突然意味不明な問いかけをされて困惑する裕子と、そんなことはどうでもいいとばかりに睨みつけるプロデューサー。
そのリアクションに満足したのか、医者は2人に親切をするかのように言葉を紡いでいく。
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