過去ログ - 星輝子「第3.5回 フレ志希のケミカルカオスキュートラジオ(仮)」
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◆mBiXSAH/fw
[sage saga]
2016/09/14(水) 00:04:07.78 ID:+hqPN1mO0
突然の裏切りと別れから三晩が過ぎた。
どれだけ深い哀しみに包まれようと無慈悲に夜は明け朝が来る。
俺は始めての戦場、シイタケ平原で一人朝焼けの光を浴びていた。
朝の陽光というものは昼や夕方の陽光とは違った趣がある。
自身が浄化されているかのような感覚になり思考が冴えるのだ。
気持ちの整理をするために、打ってつけのシチュエーションだった。
俺は考える。
裏切り者の肉親を救うということの意味を。
自分の利益を追求するならば、そんな言葉は忘れてしまえばいい。
しかし、そうすれば俺はあの男と同じになるだろう。
私利私欲と保身に走ってしまったあの男と。
それ自体は悪い事ではない。
自分自身が満たされずに他人を救うことなど出来はしないからだ。
普通の人間にとって、そんな行為は自滅に他ならない。
男が破滅したのは私利私欲のために他人を傷つけたためである。
だが、同じ行為を今居るシイタケ平原でも数多の戦場でも俺は行ってきた。
家族のために剣を掲げ、振るい続けてきたのだ。
いずれ必ず報いを受けるだろう。
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