過去ログ - 姫川友紀「好きって気持ち、少しまえ」
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47: ◆saguDXyqCw
2016/09/14(水) 01:53:39.13 ID:Gp4ENr9z0


「あたし、実は見ちゃったんだよねー。オレンジ色の包み」

「えっ」


 プロデューサーは言葉を詰まらせると、気まずそうにあたしから視線を反らした。

 図星だったようだ。


「あれは……その……」


 言葉を濁すプロデューサーに笑ってしまう。

 あたしの誕生日に他の人に会うのだから、少しはからかってもいいでしょ?


「いやあ、羨ましいですなあ。プロデューサーさんから素敵なプレゼントが貰えるなんて。
 きっと泣いて喜んじゃうよ、その人。ひいきの球団が優勝したときぐらいに!」

「……あのなあ」

 はあ、と深く息をついた。恥ずかしそうに頬を赤くしていた。

 それから、足もとの鞄に手を入れて、例の袋を取り出し、


「ほれ」



 ……ほれ?






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