過去ログ - 姫川友紀「好きって気持ち、少しまえ」
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5: ◆saguDXyqCw
2016/09/14(水) 00:19:33.30 ID:Gp4ENr9z0



「ティッシュティッシュ……」


 畳にあったティッシュで胸元にこぼれたビールを拭っていると、インターホンが鳴った。


「こんな時間に誰だよ〜」


 文句言いながら立ち上がったけど、途中で再配達を頼んだのを思い出した。

 ほろ酔いな足取りで玄関へ向かう。感じのいいお兄さんが大きな段ボールを抱えていた。

 玄関の脇に置いてもらった。


「ここにハンコか、サインをお願いします」

「いいよー。いつかプレミアついちゃうからね?」


 きょとんとされた。どうやらあたしの知名度もまだまだみたい。

 ちょっとがっかりしつつ配達員さんから渡されたペンで、サラサラと受け取り署名。


「御苦労さまでーす」


 床の上をズルズル滑らせて部屋まで運ぶ。

 畳の上は滑りづらいので戸口のところで停止。部屋側に回ってから段ボールの前に腰を下ろした。






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