4:名無しNIPPER[saga]
2016/09/14(水) 20:50:14.26 ID:BjprVN+x0
曜「おお、これなんかよく撮れてるよ!」
曜がうれしそうに指をさす。
善子「ほんとね!じゃあ曜さん描き込んじゃってよ!」
自分の気分もすっかり元通りだった。
曜「えー、善子ちゃん描いてよ!私絵はあんまり…。」
善子「あれだけの衣装のデザイン案描いてる人が何言ってるの…。」
曜「いいの!今日は善子ちゃんが描くの!」
善子「わ、わかったわよ!それならヨハネの華麗なペン捌きを見せてあげる!そう、堕天使が世界を創造するのだ…!」
曜「おおーっ!出ました!じゃ、これね。」
善子「あ、う、うん。」
ずいっとペンを渡される。何を描こうか。
『堕天使降臨!』……違う。今日は2人なのだ。
『水の精霊と堕天使ヨハネ』……なんだかアンバランスだ。
『リヴァイアサン』……いやいや、そんな大仰な。
うんうんと唸ったあげく、ちらと曜の方を見る。
不意に、笑顔で水に飛び込む曜の姿が思い出された。
善子「じゃあこれで!」
曜「おおっ!…おお?善子ちゃん、これでいいの?」
善子「いいの!今日だけ、特別なの!」
曜「ならいいけど!」
『曜アンドエンジェル』
今日だけ、憧れたんだ。くるくると空を飛ぶ、白い羽根を持つ天使に。今日だけ。
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