過去ログ - 【艦これ】みんなで一行ずつ壮大?なストーリーを書き上げる【参加型】part13
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名無しNIPPER
2017/04/04(火) 00:42:16.45 ID:CmDk6jfHo
伊勢「悪いけど瑞雲は私が全部頂いたよ」
939
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名無しNIPPER
2017/04/04(火) 17:29:16.80 ID:4j9+YYRsO
赤城「この水上機美味しいですね。」(バリボリ)
940
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名無しNIPPER
2017/04/04(火) 19:53:34.32 ID:k4D60RXh0
福岡県にある水々良中学校の屋上で、二人の少女が佇んでいた。慣れない学校生活に多少退屈を 感じつつも、前に通っていた学校よりは無駄な時間がない。それだけでも充分ありたがった。二人 は同じ学校ではなく、住んでいた場所も全く違ったが、この学校に来て、同じクラスとなり転校生 という共通点で、会話を交わすようになり、同じものを感じたのか、三日目でお互い何でも話し 合える仲になっていた。若林未希(女子16番)はとあることを思い出したように目の前にいる 渡辺彩(女子17番)の肩を掴んだ。
「まさかとは思うけど、ここに来たのってあれ?」
「……あ、わかった?ということは、みーも?」
渡辺がにっこりと笑みを浮かべると、若林も掴んでいた手を引っ込めて同じく笑った。立ち上がっ て町の景色をじっと見渡し、それからまた二人の目があった。
以下略
941
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名無しNIPPER
2017/04/04(火) 19:54:10.15 ID:k4D60RXh0
若林が溜息ついて苦笑する。空に手を伸ばして雲をつかむように拳に変えた。それにつられて渡辺 も両手を伸ばした。それを見て若林は言う。
「それ、子どもっぽいって。なんか間違ったらどっかのヒーローみたいだぞ」
「えー正義のヒーローあやぱんまんって?やだなあ」
「お前……やだって自業自得だろ」
「でも私に正義は似合わないよ。この国に、正義とか愛とかなんてない。そんなもの、とっくに 捨てられちゃった」
以下略
942
:
名無しNIPPER
2017/04/04(火) 19:54:57.02 ID:k4D60RXh0
。だって、それでも信じてみたいと思うん だよね。今までそういうことでもがいて、結局ダメだったけどもうこれで最後にする。正直、もう 疲れたんだ」
「……俺でもう最後にしないか?そういうちっぽけなものは」
「未希で最後?そうだね、それもいいかも。そしたら傷つかないだろうしね」
「じゃー裏切ったらぶち[
ピーーー
]ぞっと」
若林が小指を出す。渡辺も笑って小指を出してお互いの小指を絡ませた。上下に動かして、約束の うたを歌った。しばらく経って、若林から離そうとしても、渡辺が強く結んで、離さない。ゲーム でもしているのか、若林は呆れたように溜息をついた。
以下略
943
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名無しNIPPER
2017/04/04(火) 19:55:29.23 ID:k4D60RXh0
以下略
944
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名無しNIPPER
2017/04/04(火) 19:55:59.99 ID:k4D60RXh0
3番)は目を覚ました。一瞬部屋にいる錯覚を起こしたが、今プログラムであるこ とを思い出して仕方なく溜息をついた。月下計介(男子9番)が亡くなった後、手を組ませてそのままに した。本当はもう少しまともな別れ方をしたかったのだけれど、何もできずにいたのだ。麻月良也(男子 2番)も、柴崎実倶瑠(女子9番)もただ目をつぶって月下の死を悲しんだ。自分だけが、月下の安らか な表情を見つめていた。どうしても死んだとは思えない程、穏やかな顔をしていたから、寝ているんだろ うなと、そう思うようになってしまった。
今は誰も寝ていないので、見張りの順番を決めて交代の時間まで睡眠をとることになった。確か次は自分 の番だったはず。あらかじめつけておいた腕時計を見て思わず声を上げそうになった。11時。もう既に 交代の時間が過ぎている。確か、今、麻月が見張っているはずだった。
あのバカ、まさか寝て
945
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名無しNIPPER
[sage]
2017/04/04(火) 19:56:51.56 ID:k4D60RXh0
水瀬雫(女子13番)も、復讐を果たそうと探し回ったり、在野友也(男子7番)や大島加奈絵( 女子1番)、そして若林未希(女子16番)と渡辺彩(女子17番)は今もこのプログラムに乗っている だろう。心変わりがあれば問題ないのだが、いい方向にはいかなさそうだった。みんな、今も自分の気持 ちに従うままに生きている。
「……みおみお」
「……何だ」
「雫ちゃん、今も一人なんじゃないか?復讐のためにたった一人で。もう夜になって暗いのにさ、それで も一人なんじゃないかな……」
いきなりお前はどうしたんだ。お前がそんなこと言い出すなんて。水瀬が一人だとかそんなものは会って 聞かなきゃわからないだろうな。そんなことできないけどな、水瀬が血に染まってる限りは。
以下略
946
:
名無しNIPPER
2017/04/04(火) 19:57:35.53 ID:k4D60RXh0
てきた。
「めっちゃ好きだぞー」
「……ん?」
「1年の時から一目惚れでさ!かわいいなーと思ってな。雫ちゃん今あんなむすっとした感じだけど明る かったんだぜ?笑った顔もこれまたグーなんだ!みおみおに教えたい気分だ!」
ええええ、いや待て待て待て。困ってるどころかあっさり言いやがったし。何だそれ、初耳だぞ俺は。水 瀬のこと好きなのお前だったのかよ。いきなりすぎて何が何だかわからん
947
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名無しNIPPER
2017/04/04(火) 19:58:09.80 ID:k4D60RXh0
に彷徨い続けていた。もちろん放送は しっかりと聞いている。もう自分を含めて19人しかいないのだと思うと、何故か悲しみが襲ってきた。 それは気のせいだと思うことにして無理矢理気づかないふりをした。このままでは、きっとこの先生きて いけないだろうだから。
死にたくなんかない。まだまだ死にたくなんてない。でも、そうするにはどうしたらいいか。私は、折本 さんを殺してしまった。もう後戻りなんて出来ない。生きるには[
ピーーー
]しかない。そうして、そうしていず れは私一人だけになるんだ。さみしくて、悲しいけど仕方ないことだ。この殺し合いは一人になるまで終 わらない。ずっと待っててもそのうち、自分も首輪を爆破されて、みんなおしまい。そういう終わり方も 悪くないかもしれないけど、それじゃダメだ。私が、ダメ。親を
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