過去ログ - 【ミリマス】765プロ昔話『もが太郎』
1- 20
5:名無しNIPPER[saga]
2016/09/15(木) 23:35:20.65 ID:wPJEtrHe0
もが太郎が旅立つ日、おばあさんはもが太郎に言いました。

琴葉「もが太郎や、これを持っておいき。お前のためを思って丹精込めてこねたんだよ」

おばあさんがもが太郎に渡した袋の中には、ころころとしたお団子がいくつも入っておりました。

琴葉「これはお前の大好きなうどんの粉を捏ねて団子にしたものだよ。これさえ食べれば体中から力がわいて、きっとお前の旅を助けるはずよ」

おじいさんは言いました。

海美「もが太郎や、これを持っていきなさい。昔私が持っていたものを一生懸命直したんだよ」

おじいさんが手渡したのは、一振りの竹光でした。柄の部分を手に持つと、しっとりとした重みと冷たさが感じられました。

海美「見てくれはただの竹光だけども、丈夫さならきっと刀にも負けないよ。お前に向かってくる者たちを打ち倒すのに役立つことだろう」

静香「おじいさん、おばあさん。本当にありがとうございます」

そうして、いよいよもが太郎が旅立つ時がやってきました。

もが太郎が村の外へ歩み始めると、おじいさんとおばあさんは、もが太郎の姿が見えなくなるまでその場に立ち続け、旅の無事を祈ったということです。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
26Res/19.02 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice