過去ログ - 【デレマスSS】あなたの温度【藤原肇】
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14:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/15(木) 23:54:35.49 ID:IDZYafcJ0
「それじゃあ背中から拭いていくね。痒いところはございませんか?」

「温かくて気持ちいいけど、恥ずかしいよ…」

「あはは、いいじゃん女の子同士なんだから。それに肇は普段から一人で頑張りすぎちゃうみたいだから、風邪の時くらい周りに頼ってもいいんじゃない?」

汗を吸ったシャツは脱がされ、下着一枚で体を拭いてもらう。

脱がされた時、下着にダメ出しをされたことは忘れたい。

自宅用だから…と言い訳したものの、レッスン後の着替えの時などにも気になっていたそうだ。

この時のことがきっかけで、後日有志数名と一緒にランジェリーショップに行くことになるのだけど、それはまた別のお話。

それはともかく。

恥ずかしいけど、加蓮ちゃんの言う通り汗でべとついた体を拭いてもらうのはとても気持ちがいい。

「よーし、次は髪だね。ドライシャンプー持ってきておいて良かった」

「えっ、髪も?」

「一晩とはいえ、洗えないのは気持ち悪いでしょ?大丈夫、オーガニックなドライシャンプーだよ」

ドライシャンプーは初めての経験だったが、想像以上に良いものだった。

寝込みのベテランというのはあながち冗談でもないのかもしれない。

「はい、おしまい。どうかな、スッキリしたでしょ?」

「うん、本当に気持ちよかったよ。ありがとう加蓮ちゃん」

「喜んでもらえてよかった。…なんなら着替えも手伝ってあげよっか?」

「っ!?もう、加蓮ちゃん!」

「あはは、ごめんごめん、冗談だってば。少し外に出てるね」

笑いながら退散する加蓮ちゃん。

ため息をつきながら、下着を換えてパジャマ代わりのシャツを着て、加蓮ちゃんのお気に召さなかった下着をネットに入れ、洗濯機に放り込んでおく。

「…好きな色なんだけどなぁ、ベージュ」


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