過去ログ - これから日記を書く 6冊目
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37: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2016/09/21(水) 00:27:35.00 ID:VkHcT/HU0
料金所を経て、高速道路内に探索組は入る。国の動脈とも言えるそこは、予想通りというべきか、放棄された車体が多いのに加え、場所によっては事故を起こしているところもある。ゾンビの数は、冬時期ということもあって、それなりといったところだった。

手早く、出入り口周辺を確保する為に、メンバーを各自に分けてゾンビの処理を開始する。変異体の存在はなく、ゾンビの処理に置いて大きなトラブルが予想できない状況で、任務は進んでいった。

一通りの処理と制圧が完了したところで、山中と佐原を中心とした、高速道路の出入り口にバリケード敷設に作業は移る。バリケードの主体はそこいらに転がってる車両だ、それを並べ持ってきているロープを使い、固定していく。

使う材料にもよるが、バリケードの敷設についてはそれなりの音が発生する。その音にひきつられてゾンビが寄ってくるのもいつものことだ。ある程度処理したとしても、どこにいたのかわからないゾンビが近づいてくることが多い。その為、作業するメンバーと警備するメンバーに分かれる必要があった。

放浪者は今回警備の任務についていた。その手の作業は慣れているのだが、あえて言うなら気分が乗らなかったというべきか。あまり彼らしくない理由だった。彼も、そのことは自覚している。

「―――――ね!」

風に乗ったのか、わずかな音を放浪者は拾った。多分、これだなと何故か思った彼は、先に行くと横にいた一ノ瀬に告げてサンダーボルトで飛んでいった。


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