13:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 17:05:02.55 ID:H76pZlH60
「俺が悪かったよ」
「別にプロデューサーさんは悪くないよ?今日がなんの日か答えられなかっただけじゃん。
それだけで悪い人になるなら、あたしだって明日から悪い人じゃん」
俺の謝罪に対し、奈緒はそっぽをむいて、べそをかいている。
14:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 17:05:58.33 ID:H76pZlH60
「奈緒誕生日おめでとう」
奈緒の小さな身体はぴくっと動き、そして俺の方へ向き直った。
「なんだよ!加蓮や凛に教えてもらったのか?今更言っても遅いぞ!」
15:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 17:07:16.21 ID:H76pZlH60
「プロデューサーさん。それでよくお仕事できるね」
呆れた様子で奈緒が言った。
先ほどまで冷たかった目と態度は、温かさを取り戻し、
いつもの奈緒に戻ってきている。
16:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 17:09:25.09 ID:H76pZlH60
「奈緒誕生日おめでとう。
こんな俺に、奈緒はいつも文句を垂れながらも最後まで付き合ってくれるし、
気遣いも上手で…… そういった面倒見の良さや優しさに何度も俺は救われたよ」
「だからこれはそのお礼も兼ねてだ。
17:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 17:10:26.57 ID:H76pZlH60
「あ、あたしもプロデューサーさんに感謝してるんだ。あたしを立派なアイドルにしてくれて。
いつもあたしたちのことを一番に考えてくれて」
「大切な友達や夢のような経験もできた。今の毎日が楽しくて仕方ない。
それも全部、プロデューサーさんのおかげ。
18:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 17:11:32.12 ID:H76pZlH60
奈緒は俺からのプレゼントを左手につけ、事務所へと走っていった。
今戻っても、二人して真っ赤なところを凛と加蓮に捕まるだけだ。
俺はもう少しここで時間を潰すことにしよう。
19:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 17:12:09.34 ID:H76pZlH60
終わり。改行のコツがわかりません。見づらかったらすみません。
20:名無しNIPPER[sage]
2016/09/16(金) 18:08:55.64 ID:HsU1aIbio
よかった、乙!
21:名無しNIPPER[sage]
2016/09/17(土) 01:10:10.25 ID:uUhtlUXRO
おつ
青春だなあ
21Res/10.33 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。