過去ログ - 神谷奈緒「自分勝手なプロデューサー」
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8: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2016/09/16(金) 18:39:35.03 ID:eKIwUouU0

「さ。奈緒も疲れたでしょう? 晩ご飯、おごったげる」

「え。いいよ、別に。悪いし」

「明日、誕生日なんだから奢らせなさい。それに、高校生が遠慮してちゃダメ」

「じゃあ、お言葉に甘えて」

「最初っからそう言っときなさい。何か食べたい物ある?」

「んー、じゃあプロデューサーさんの手料理!」

「味は保証しないわよ」

「とかなんとか言って、ふつーに料理上手じゃねーか」

「褒めたって、おいしい料理くらいしか出ないわよ」

「十分だし」

そんな会話をひとしきりした後、なんだかおかしくなって二人して声を出して笑った。

「でも、今から食材買ったりしてたら遅くなっちゃうわね」

「んー、じゃあプロデューサーさんちでお泊り会は?」

「奈緒、明日も学校あるでしょ」

「カッターシャツ、プロデューサーさんの貸してよ。洗って返すからさ」

「……もう。変なとこ強情よね。奈緒は」

「どっかの誰かに似てなー」

「はいはい。それじゃ親御さんに電話しとくから、先に車乗ってなさい。」

そう言って、プロデューサーさんは車のキーを渡すと
「行った行った」と手振りして、携帯電話を耳に当てた。



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