過去ログ - モバP「こんな日に」神谷奈緒「こんな日だから」
1- 20
110: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 22:23:16.19 ID:Fc/J9E+p0


『あ、ごめんなさい、奈緒さん。今、どなたかが来たみたいで』

「う、うん、大丈夫だから、頼子さんは事務所に来た人を」
以下略



111: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 22:23:53.87 ID:Fc/J9E+p0


どこだかわからない場所を歩く。なんだか東京ではない町を歩いているようであった。

時代錯誤にも道側にむけてテレビをディスプレイしている古い電気屋があった。
以下略



112: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 22:24:49.97 ID:Fc/J9E+p0


電気屋の前にはご丁寧にベンチが置かれ、
お店から伸びるひさしがかろうじて風雨を防いでくれている。

以下略



113: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 22:25:26.00 ID:Fc/J9E+p0


頼子は焦った。奈緒の元気のない声、そして突然切れた電話。
また何かあったのでは? そう思うと、いてもたってもいられなかった。

以下略



114: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 22:26:05.35 ID:Fc/J9E+p0


急いで事務所の扉に向かおうとして、通路の棚にぶつかる。
棚の上に置いていたお菓子の箱が落ちる。

以下略



115: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 22:26:55.96 ID:Fc/J9E+p0


  ***


以下略



116: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 22:27:35.92 ID:Fc/J9E+p0


その日は一緒に映画を観る予定であったが、
こういったことも見越して上映の一時間半前に集合時刻を設定していて正解だったな、
なんていうことを思っていた。
以下略



117: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 22:28:17.04 ID:Fc/J9E+p0


色とりどりの傘が行き交う都会の雑踏をボーっと眺めて。
なんとなく退屈だなぁと思っていた時だ。TOHOシネマズの前だったと思う。

以下略



118: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 22:29:53.77 ID:Fc/J9E+p0


堅苦しいスーツに身を包んではいるが、
どうにも着慣れていないといった感じで、なんというか……
落ち着きのない元気な男の子が無理をしているようにしか見えなかった。
以下略



119: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 22:31:37.66 ID:Fc/J9E+p0


唐突な言葉に、奈緒は自分の耳を疑った。
アイドル? あの、めちゃめちゃ可愛い服着て、ライブする、あのアイドル?
コイツは何を言ってるんだ?
以下略



187Res/91.75 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice