過去ログ - モバP「こんな日に」神谷奈緒「こんな日だから」
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118: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 22:29:53.77 ID:Fc/J9E+p0


堅苦しいスーツに身を包んではいるが、
どうにも着慣れていないといった感じで、なんというか……
落ち着きのない元気な男の子が無理をしているようにしか見えなかった。
以下略



119: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 22:31:37.66 ID:Fc/J9E+p0


唐突な言葉に、奈緒は自分の耳を疑った。
アイドル? あの、めちゃめちゃ可愛い服着て、ライブする、あのアイドル?
コイツは何を言ってるんだ?
以下略



120: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 22:32:20.62 ID:Fc/J9E+p0


あたしが可愛いだって? 「アイドルにしてみせます」だって? 絶対、に?

どうしてこの人はこんなにも一生懸命になってるのだろう?
以下略



121: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 22:32:59.11 ID:Fc/J9E+p0


だから、アイドルをやるなんて一言も言わなかったけど、彼の話を聞くことにした。

「アイドルとして頑張りましょう!」
以下略



122: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 22:33:40.20 ID:Fc/J9E+p0


気がついたら、奈緒は彼の言う可愛い衣装を着て、ライブ会場の舞台袖にいた。

急に胸が張り裂けそうになる。
以下略



123: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 22:34:30.78 ID:Fc/J9E+p0


その時、ポンと肩の上に手を置かれた。プロデューサーの手だった。

情けない弱音を聞かれたと思うと、ますます涙が出そうだった。
以下略



124: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 22:36:53.62 ID:Fc/J9E+p0


それにしても、どうして、この人はこんな笑顔でいられる?
初めての担当アイドルの初の晴れ舞台、緊張しないのかよっ!?
そんなことを言ったかもしれない。
以下略



125: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 22:37:26.52 ID:Fc/J9E+p0


プロデューサーは信じていた。奈緒の弱音を聞いても、確固たる強さで、奈緒のことを。

だから、今まで、アイドルをしてきたんだ。
以下略



126: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 22:38:08.85 ID:Fc/J9E+p0


  ***


以下略



127: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 22:38:49.12 ID:Fc/J9E+p0


再び歩き出した奈緒。
しばらく歩き、周辺地図の看板を見つけて、自分の場所と渋谷駅の位置を確認する。

以下略



128: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 22:39:21.04 ID:Fc/J9E+p0


「やっと、見つけたぞ、神谷奈緒」

ティッシュマンの方が数千倍マシだ。
以下略



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