過去ログ - モバP「こんな日に」神谷奈緒「こんな日だから」
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165: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 23:13:52.80 ID:Fc/J9E+p0


きっと、これはプロデューサーの影響だろうなぁと、奈緒は思った。

奈緒とは違って、彼は、本当に「バカ」のつく正直なのである。
以下略



166: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 23:14:47.22 ID:Fc/J9E+p0


(きっと、プロデューサーさんは、正直なだけなんだ)

自分がこうしたいと思った気持ちに、プロデューサーはとても正直なだけなんだと。
以下略



167: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 23:16:21.69 ID:Fc/J9E+p0


そもそも、普通の感覚とは何なのか。
逆に言えば、自分は普通の感覚でなかったのか?
それこそ、あの男の言うように……。
以下略



168: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 23:17:15.12 ID:Fc/J9E+p0


自分は、ただの仕事仲間という感覚ではなかった?
それ以上の関係を想像してしまった?
それって、自分に少なからずそういう気がなければ、思いもよらないことなんじゃないか?
以下略



169: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 23:17:59.19 ID:Fc/J9E+p0


その時に気づいた。
空に舞い上がっても、自分の手にしっかり納まってくれている、その傘を。

以下略



170: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 23:18:30.56 ID:Fc/J9E+p0


傘が風を受け、奈緒の身体が優しく宙に浮く。
奈緒は飛ばされているのではなく、飛んでいた。

以下略



171: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 23:20:09.27 ID:Fc/J9E+p0


神谷奈緒は今、渋谷の上空を飛翔している。

鈍色にうごめく雲の隙間から差す光芒が、
以下略



172: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 23:20:57.38 ID:Fc/J9E+p0


ヘレンの傘をしっかりと握って、ゆっくりと高度を下げていく奈緒。
空には晴れ間も見えてきた。

以下略



173: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 23:23:09.51 ID:Fc/J9E+p0


  ***


以下略



174: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 23:23:39.52 ID:Fc/J9E+p0


しばらく沈黙する二人。

プロデューサーは一歩、奈緒から離れて、ようやく口にした。
以下略



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