過去ログ - モバP「こんな日に」神谷奈緒「こんな日だから」
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21: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 20:48:01.40 ID:Fc/J9E+p0


  ***


以下略



22: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 20:49:12.52 ID:Fc/J9E+p0


渋谷で仕事をしているプロデューサーと合流するために、
まずは中目黒駅まで行く必要があるだろう。
そこから東急東横線で渋谷駅までアクセスするというのが、奈緒の算段であった。
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23: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 20:52:54.56 ID:Fc/J9E+p0


たしかに車通りが普段から多い通りではあった。
しかし、今の車道はいつもの比ではないくらい車の数が多い。
あまりの数に流れが滞り、歩くよりも遅いスピードで列がかろうじて進む程度だ。
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24: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 20:53:28.47 ID:Fc/J9E+p0


駅に近づくにつれ、だんだんと人も増えてきた。
どうやら車だけではなく、人の流れもどこかで滞っているらしい。

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25: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 20:54:42.37 ID:Fc/J9E+p0


電車が走る高架下に中目黒駅は収まっている。
その駅は人でぎゅうぎゅう詰めの状態であった。
券売機に近づくどころか、高架下に入って雨をしのぐことすら難しそうな状況だ。
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26: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 20:55:18.84 ID:Fc/J9E+p0


「むぅ……」

渋い顔をしながら背伸びを続けていると、急に強めの風が吹いて奈緒の身体を煽った。
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27: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 20:55:49.19 ID:Fc/J9E+p0


「あっと、すみません!」

その男は「いえ」と短く返す。
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28: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 20:56:18.92 ID:Fc/J9E+p0


奈緒もその場を離れようと、視線を外そうとする。

と、思った矢先、男はハッとしたように奈緒のことをチラリと見直した。
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29: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 20:57:33.26 ID:Fc/J9E+p0


奈緒はデビューしてまだ一年とちょっと程度しか経っていないDランクアイドルである。

そうであっても、ここ最近は少しづつ、だが、確実に注目度を増してきていて、
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30: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 20:58:19.24 ID:Fc/J9E+p0


そんな彼女の不安をよそに、次の瞬間には、
その男はそそくさとその場を離れてしまった。

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31: ◆NsCH.Z2QB2[sage saga]
2016/09/16(金) 20:59:06.28 ID:Fc/J9E+p0


周囲の雑踏に耳をすますと、
同じく高校生ぐらいであろう男子集団が携帯を見ながら話している。

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